創業者の母が、戦後、 反物を担いで行商したのが 「北角呉服店」 のはじめの一歩でした。 当初から、 一つ一つこだわりをもって仕入れるため 「染め｣ 「織り」の産地に出向い て仕入れる。その後も自分の目で確かめながら商品を選び、 お客様に提供して参りました。 店を構えてからも、着物、帯、小物や草履に至るまで 「作り手の思い入れのある商 品」 をそれぞれ京都の専門問屋から仕入れ、 お客様の趣味趣向を伺いながら誂えてい ただいています。 本当にお客様のおかげで、今日まで続けることができました。 心よ り感謝申し上げます。 これまで心がけてきたことは、 お客様にはゆったりと心地いい時間をお過ごしいただ き 「愉しみ」と 「喜び」 をお持ち帰りいただくこと。 いつでも気軽にお立ち寄りいただけるコミュニティーとして､これからも在り続けていけたらと存じます。 また「お蚕さんの命」 「職人さん達の思い」を大事にする意味でも、お手持ちの着物 や帯をお手入れ」 「お直し」 をし、 次の世代に 「受け継ぐ」 お手伝いもこれからも続けていけたら嬉しいです。 最初、 呉服屋に入るのは少々勇気がいるようが、 どうぞお気軽に遊びにいらしてください｡

代表取締役　北角正恵