「お蚕さんの命」を大切にする思いから、何度も仕立て直しをしたり、体形の変化に合わせて寸法を直したりしながら、永くご愛用頂くことをお勧めしています。着物は、まさに再生可能で、知恵のつまった優れものです。
・振袖の寸法を、娘に合わせたい
・お宮参り・七五三で着られるようにしたい(肩揚げ・腰揚げ・袖の丸み)
・縫い目が裂けそうになってきた
・少し身長が低くなったみたい
・全体的に汚れてきたので、洗い張りをして仕立て直したい 等
<事例>
お父様の大島紬のアンサンブルを、息子様が結婚式のお色直しでお召しになりました。
息子様の方が腕が長いため、袖の部分に生地(残りの共布)を足して裄を直しました。
貸衣装も良いですが、お父様が愛用された大島紬を、息子様が晴れの日にお召しになる。きっと、幸せいっぱいの結婚式に、あたたかいエピソードが添えられたことと思います。
<事例>
【金駒刺繍ほつれ直し】
息子様の初着を、お孫様用に受け継ぐ。富士山を型どる金駒刺繍のほつれも、綺麗に直りました。
洋服の上に羽織るコートや、綿入れの半纏など、和裁ならではの技術で仕立てます。 「SDGs12つくる責任つかう責任」の意識も少しづつ高まり、ご相談いただくことが増えてきました。
着物や帯のお手入れは、専門知識が豊富な職人が手掛けることで、スッキリきれいに仕上がります。 作業に入る前に、テストをし、生地の性質を確認します。 洋服のように、毎回丸洗いするよりも、「シミ抜き」「汗取り」といった、ピンポイントに有効なお手入れをすると、生地のダメージも少なく、費用を抑えることもできます。
汚れは、油性.水溶性と様々です。もし、何の汚れかわかる場合には、教えていただけるとより効果的に仕上がります。 また、時間が経つと落ちにくくなります。しばらく箪笥に収めておく前には、念のため、汚れの有無を確認させていただくと安心です。 特に、衿、袖口など、皮膚と触れる部分は「皮脂汚れ」が付きやすく、その時には気づきにくい程度でも後に影響します。 シミ、カビ等は、そのままにしておくと酸化し変色します シミ、汚れ等に、気が付いたらお早目にご相談下さい。 無料でお見積もりいたします。 料金、納期については、作業内容によって異なりますので、余裕をもってお持ちください。
<事例>
息子さんの時に誂えていただいた着物を、お孫さんの七五三用にメンテナンス。
30年ぶりに出してみると数カ所シミがありましたが、きれいに蘇りました。
無事、お孫様の七五三を終えられ、しっかりメンテナンスをして納めました。
【シミ抜き前】
【シミ抜き後】
着物を水で洗う場合、専門の職人にお任せするのが安心です。 着物を着ると、汗をかいていないようでも、帯で締めている部分や脇のあたりにも汗をかいています。お茶会の時には、かなり汗をかくことも。
お宮参りや七五三の時には、お子様を抱いている親御様の汗がついてしまうこともあります。
汗は、大部分が水で塩類や尿酸等ごくわずかに含まれています。 いずれも水に溶けやすく、ドライクリーニングでは、苦手とされています。 洋服でも、ドライクリーニングに出していても、次のシーズンに黄ばみが気になることがありませんか? 洗わずそのままにしておくと、これらが変化して黄ばみの原因になり、 そのままにいていると、落ちにくくなり変色の原因になります。 黄ばみや変色してしまう前に、着終わったときには「汗取り」をお勧めします。
着物のトラブルで多く持ち込まれるのが、カビの発生した着物です
最近の住宅は気密性が高くなり、結露などカビの発生しやすい環境になっています。
着る機会も少なく、長期間タンスの中に入ったままになっていると、カビが生える原因になります。
特にタンスの一番下は要注意です。
カビを防ぐには、冬場など空気が乾燥している季節に「虫干し」すると良いといわれています。
わかっていても、「虫干し」となるとハードルが高いと思いますので、湿度の低い日に、箪笥の引き出しを引いておくなど、風を通すだけでも効果があります。
お天気の良い日に着物をお召しになることで「虫干し」にもなります。
出来そうなことから、取り組んでみてください。
縫い目をほどいて、水と洗剤で洗う方法です。水生・油性の汚れもよく落ちますので、「洗い張り」をすると非常にスッキリします。
お手持ちの着物や、新品の着物への紋入れを承っています。
また譲りうけたお着物の紋の入れ替えもお受けしております。
色見本の中から、お好みの色に染め替えすることができます。
若い頃のお着物も、今着てみたいお色に染め替えることで印象がガラリと変わり、
永くご愛用頂けます。
<事例>
若い頃に着ていた「無地の着物」をシックな色に染め替え。
色見本や、着物の端切れの中からお好きな色を選んでいただきます。
京都の染め屋さんに依頼して、見本のお色を基準により深みのある色に染め替えていきます。